お子様を切らずに治してあげたいご家族へ

平成22年10月から、膀胱尿管逆流症(VUR)に対する新しい治療法が保険診療でおこなうことができるようになりました。(実際の治療は平成22年12月頃からになります。)

このホームページでは新しい治療法である Deflux(デフラックス)注入療法について詳しくご説明します。

東京慈恵会医科大学附属病院では、当大学倫理委員会の承認のもとに平成17年からこの治療を自費診療として行い、良好な治療成績が得られています。

これまでは、ご家族にDeflux注入療法を行うために経済的な大きな負担がありましたが、今後は保険診療として行えるため、負担が軽減します。

はじめに

膀胱尿管逆流症の根本的な治療法としては、以前はおなかを切る手術がおこなわれてきました。これをもっと簡単に治療することができないかという研究がおこなわれました。そして、膀胱内の尿管の開口部分にコラーゲンやシリコンを注入することで、膀胱尿管逆流症を治療する方法が考えだされました。その後に注入する物質の開発がすすみ、スウェーデンのQ-med社がDefluxという注入材料を開発しました。

Defluxは欧州をはじめ、米国のFDAでも承認され、世界中で膀胱尿管逆流症の治療に用いられ、これまでに5万人を超えるこどもたちが治療されてきました。

いよいよ、日本でも厚生労働省の承認のもと、保険診療で治療を行うことができるようになりました。

このホームページはDefluxを開発したスウェーデンのQmed社とその販売を行っている米国のOceana社、日本での販売を行っているMCメディカル社、注入針の製造販売会社である株式会社八光の協力のもとで作成しています。

監修:東京慈恵会医科大学 小児外科 日本小児外科学会 指導医 吉澤穣治