慈恵医大小児外科におけるDeflux 注入療法の実際

受診から手術まで

初診にあたって

膀胱尿管逆流症と診断され、抗生物質の予防内服をしているお子さん、尿路感染をおこしてこれから精密検査をおこなうお子さんで当院を受診希望の方は、今受診している病院・クリニックで診療情報提供書(紹介状)を作成いただいて、慈恵医大小児外科を受診してください。病院・クリニックからはFAX予約もできますのでご利用ください。すでに膀胱造影検査や超音波検査などをおこなっている方は、受診の際にその写真をお持ちください。

初診時

これまでの経過をうかがい、診察をさせていただきます。血液検査・尿検査などの簡単な検査を行うことがあります。また、画像検査(膀胱造影検査・超音波検査・尿路造影検査・腎臓アイソトープ検査など)の予約を行います。

画像検査

膀胱造影検査・超音波検査は特に準備は必要ありません。
尿路造影検査・腎臓アイソトープ検査を行うときには、点滴を行います。

検査結果・治療法の説明

すべての画像検査が終了してから約1週間後に、小児外科外来を受診していただき逆流の程度、腎障害の程度、そして今後の治療法について説明します。

手術予定

Deflux注入予定日を決めます。これにあわせて、麻酔科の外来受診日を決めます。さらに、手術に向けた全身チェックで必要な検査(胸部レントゲン写真・心電図・肺活量測定など)を行います。

Deflux注入療法は日帰りでおこなうことが可能ですが、遠方から通院の方や合併症(喘息・心疾患など)のある方は、入院が必要となるため、入院の申し込みをあわせて行っていただきます。

麻酔科受診

小児手術で麻酔が必要となる時には、全身麻酔が一般的な方法です。全身麻酔を聞くと怖いイメージがあるかもしれませんが、非常に安全な麻酔法です。麻酔科では全身麻酔の説明と診察を麻酔科外来にておこないます。

手術日

健康状態に問題のないことを確認後、手術室にて全身麻酔をかけて、Defluxの注入療法を行います。注入終了後、麻酔がしっかり覚めたことが確認できれば、帰宅可能です。

術後診察

術後1〜2週間後に外来受診をしていただきます。この際には、尿検査を行います。

Deflux注入効果判定

Deflux注入後約1カ月たった時点で、尿の逆流の有無を膀胱造影検査で確認します。逆流が残っている場合には、再度、Deflux注入療法を行います。